うちの息子は生後4ヶ月ごろ哺乳瓶でミルクが飲めなくなってしました。
それまでは美味しそうにごくごく飲んでいたのに、だんだんと嫌がるようになり、最終的には哺乳瓶を見るだけで泣き出すようになりました。
拒否が始まってからの1ヶ月間は、今までのわたしの育児期間のなかで1番つらい時間でした。
成長が順調であればここまで悩むことは無かったかもしれません。
しかし、大きめに生まれたはずの息子はいつのまにか成長曲線の下限ぎりぎりになっていました。
そこから検索魔になったわたしは「ミルク 飲まない 赤ちゃん」「栄養不足 影響 赤ちゃん」といったワードでとにかく検索しまくり、知恵袋で同じような状態の人を見つけて安心したり、将来の発育に影響するかもしれないという本当か嘘かわからないような話を見て不安になったり、と今思うとかなり不安定だったと思います。
同じように悩んで悲しくなって、ここにたどり着いたお母さんがいたとしたら、大丈夫だよ、なんとかなるよ、と伝えたいです。
心配でたまらない不安のなかにいたときは、周りの楽観的な声にも「なんにも分かってない!ちゃんとミルク飲まなきゃいけないのに!」と耳を傾けることができませんでした。
でも1歳に近づいた今、なんとかなっています。
まだ成長曲線の下限のほうではありますが、わたしから見ても元気いっぱいの男の子です。
今はもうミルクを卒業して母乳とフォローアップミルクを飲んでいます。
ちなみに最後まで哺乳瓶で飲めるようにはならなくて、下の対策にも書いていますが、最終的にミルクはカップ授乳、もしくはシリンジを使ってあげていました。
カップ授乳をしていたおかげか、今ではコップで上手にフォローアップミルクを飲んでくれています。
ミルクを飲んで欲しくて仕方が無くて悩みまくった数ヶ月、試行錯誤した結果をまとめています。
だれかの役にたてば嬉しいです。
やったこと・使ったもの・現在の方法などすべてまとめました。
もし同じように悩み、ここのたどり着いたお母さんがいたとすれば、哺乳瓶嫌い・ミルク嫌いになってしまった赤ちゃんに合う方法が見つかりますように。
Contents
ミルク嫌いの赤ちゃんへの対策
検索しまくって見つけた、一般的によく言われている方法をまとめました。
すべて試してみたので、息子の反応を記載しています。
ミルクの銘柄を変えてみる
元々使っていたのは産院から使用していた明治のほほえみ。
変える理由も無かったのでミルク嫌いになるまで、ずっとこれを飲んでいました。
ミルク嫌いの片りんが見えてきたころから、沢山の種類を試しました。
「はいはい」「すこやか」「はぐぐみ」全部だめ。
「ほほえみ」の反応と何も変わりませんでした。
一番期待していたのが、母乳に1番近い風味らしく、いくつか「これなら飲んだ!」という口コミも見つけたアイクレオの「バランスミルク」でしたが、見事に玉砕でした。
試してみるときには少量パックがおすすめです。
哺乳瓶や乳首を変えてみる
元々はピジョンの「母乳実感」プラスチックタイプのものを使用していました。
かの有名な「母乳相談室」の乳首と互換性がある哺乳瓶だったので、使用してみましたが、まったく飲みません。
母乳相談室の乳首は店頭では見つけられなかったのでAmazonで買いました。
哺乳瓶ごと変更してみようと、次に購入してみたのは、NUK(ヌーク)の哺乳瓶です。
試してみましたが、この哺乳瓶からは一度もまともに飲めることがありませんでした。
もうここまでくると哺乳瓶の問題ではない気がしていましたが、やけくそ感もあり、ビーンスタークの哺乳瓶を試してみるも、当たり前のようにだめ。
他の哺乳瓶は試すのをやめました。
母乳とミルクの順番を逆にしてみる
普段は産院で教えられた通り、片乳10分ずつ授乳してからミルクをあげていました。
しかし、おっぱいを飲むのに疲れてミルクを飲まないのでは?という口こみをみたことから、順番を逆にしてみることに。
結果、ぎゃん泣きで哺乳瓶拒否。
順番の問題でもないことが分かりました。
寝ぼけているときに飲ませてみる
これは少し効果がありました。
眠るときにまずは母乳をあげて、うとうとしだしたときに、さっと哺乳瓶に変更する。
1週間くらいはこの方法でミルクを飲むことができました。
しかし!1週間もすると騙されていたことに気づいたのか、うとうとしていたはずなのに哺乳瓶に変更したとたん、覚醒して泣き出す。
これを何日か繰り返し、寝ているときに哺乳瓶作戦も使えなくなってしまいました。
ママ以外の人があげてみる
実家に帰省していた際、両親に預けて2時間ほど外出してみました。
わたしが目に入らないとミルクを飲んでくれることを期待しましたが、まったくもってダメでした。
いなくなってから2時間泣き続けてしまったそうです。
パパに飲ませてもらうことも試してみましたが、だめでした。
ちなみに、これを書いていて、またイライラしてきましたが、息子に私がいなくなることをしっかり理解してもらおうと、玄関のところで「ばいばい」をしてから外出したいと夫に伝えたところ、「そんなことまでしなきゃいけないの、めんどくさ」と言われました。
ミルクをのまないことで困っていることは散々伝えていたはずなのに、この期に及んでそれくらいのことも嫌がることにとてつもなくイライラしました。
これを見ている方で旦那さんの協力が得られない方もいるかもしれませんが、期待するからイライラしてしまうんですよね。
イライラという余計な感情で疲れてしまっては、子育てにパワーを残すことができません。
夫には期待しない、何も求めない、という気持ちでいることも重要です!
それでもだめだった息子への対策
上記の対策ぜんぶダメ、というなかなか気難しい息子に、別の対策も実施しました。
結果的にはこの方法を続け、少しでもミルクをのんでもらっています。
カップ授乳を試してみる
カップ授乳という方法をご存じですか?
体重が増えず悩みに悩んでいった病院の助産師相談で教えてもらいました。
被災地などでストレスのため母乳が思うように出なくなってしまった場合にも用いられている方法だそうです。
方法は簡単で、ミルクの入ったカップ(コップ)を赤ちゃんの下唇側にのせ、赤ちゃんが自分で口を動かしてミルクを飲んでくれるようにします。
ミルクを流しいれてはいけないそうです。
哺乳瓶では最初から拒否で1ミリもミルクを飲めなくなってしまっていましたが、カップ授乳だと少量は飲むことができました。
息子の場合はミルクが嫌なわけではなく、哺乳瓶嫌いのほうが拒否の度合いが高いことが分かりました。
シリンジでミルクをあげる
健診の際に医師から勧められた方法はシリンジでミルクをあげる方法でした。
病院からもらったシリンジは10mlのもので時間はかかりますが、確実にミルクをあげられます。
カップ授乳も良かったのですが、口の横からだらだらミルクが漏れて、頻繁にあげるには大変だったので、シリンダー法を主に用いていました。
アマゾンにはシリンジの20mlタイプが売っていたので、わたしは途中からこちらを使用していました。
ミルクを1回ずつ入れる手間が少なくなるので20mlがおすすめです。
シリンジを大量にストックしてミルクをあげていました。
母乳増を狙い母乳マッサージに行く
ミルクをごくごく飲むようにはならなかったため、母乳を増やす方にもかじを取ろうと、母乳マッサージにも通いました。
わたしは初めての母乳マッサージが生後5ヶ月を過ぎたころだったので、助産師さんとの会話でも母乳を増やせるかどうかの明言は避けたような雰囲気でした。
正直なところ効果はあるのか無いのかいまいち実感がありませんが、今のところ母乳が出なくなったりはしていません。
「やらないよりはまし!」という気持ちで月1回母乳マッサージに通っています。
たんぽぽ茶やハーブティーを飲む
母乳量が増えるとうわさのあるたんぽぽ茶やハーブティーをとにかくたくさん飲んでいます。
こちらも母乳マッサージ同様、効果の有無はよく分かりませんが、自己暗示も必要かなという気持ちで飲み続けています。
わたしは普段からお茶類ならなんでも好きなので、たんぽぽ茶やハーブティーもおいしく飲むことができました。
ミルクを飲ませたい理由は人それぞれ
そもそも私がミルクを飲んで欲しかった理由は体重を増やすためなんですよね。
離乳食がはじまる前って母乳かミルクしか太る方法がないわけじゃないですか。
それなのに母乳だけでは体重が増加しないとなって焦ってしまったんです。
離乳食が始まって少しは気が楽になりましたが、離乳食の初期は栄養を摂取することが目的ではなく、食べることに慣れるためというのが目的らしく、「体重を増やしたい」という1番の願望が叶うほどの威力は離乳食にはありませんでした。
同じような理由でミルクを飲ませたいと思っているママがいるとすれば、「大丈夫、うちの息子も息子なりに成長してるよ!」と伝えたいです。
今でも小さめではありますが、体重は停滞することはあっても減ることはありませんでした。
保育園に預けるため、どうしても断乳しなければいけないため、など様々な理由があると思いますが、ママも赤ちゃんもつらくない方法で解決策が見つかることを祈っています。